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2022.04.01 プロダクトニュースヘッドマウントディスプレイ

Varjo XR-3でヘッドアップディスプレイを体験いただく「HUD XR TestDrive」を開催しました

人間の視野の中に、実際の風景と重ね合わせてCG画像などを映し出すヘッドアップディスプレイ(HUD)。今後の進化が期待されるこの技術を、Varjo XR-3で体験いただくため、3月24日(木)・25日(金)に自動車関連企業様向けテストドライブを開催いたしました。

実際の道路を走行する車中から
HUDの視認性をご確認いただきました

当日は体験用の装備を搭載した車で、当社グラフィックアーツセンター周辺を走行。
参加者にはVarjo XR-3をセットして助⼿席にご乗⾞いただき、実際に走行する車の中でヘッドアップディスプレイがどのように⾒えるかをご確認いただきました。


※音が出ますのでご注意ください。

今回、ご用意したCG画像は、実際の走行速度が表示されるスピードメーターです。体験者の視界にはフロントガラスのあたりにスピードメーターが表示されていました。
実際の走行中の環境において、視界に表示されるCG画像のスピードメーターの視認性やトラッキング精度、レイテンシー度合いなどをご確認いただきました。

IMG_0011.JPG

varjo_screensho.png

Varjo XR-3に取り付けたマーカーで装着している人の動きを、車に取り付けたセンサーでは車体の動きを捉えており、車と人の動きを判別して走行中に人や車がどのような動きをしてもスピードメーターは同じ場所に表示されるよう設定されています。

これらのセンシングデバイスと、Varjo XR-3の肉眼と比べても遜色のない高解像度・広視野角により、スピードメーターがまるでそこに実在するかのようにリアリティのある映像をご確認いただきました。

さらなる可能性を持つHUD
その未来を見据えたテストドライブになりました

今回はVarjo XR-3を装着していただきましたが、研究が進めばもっと軽量なスマートグラスなどで表示でき、車体側のセンサー類も標準装備される時代が来ると考えられます。表示できる情報も多様になり、何の情報を利用してどのようなサービスを実現していくかが、今後の焦点です。

自動車関連業界ではすでにその未来に備えて研究が進められており、Varjo XR-3は重要なデバイスとして注目されています。当社でもコンサルティングを通じた開発⽀援サービスを提供しており、本テストドライブはPoCのご相談を承る機会にもなりました。

結果として2日間で5社HUD開発企業様やインパネ周辺機器開発部品メーカー様、⾃動運転に向けたサービス提供を検討されている事業者様などにご参加いただき、Varjo XR-3のリアルなCG画像がもたらすHUDの可能性を体験していただくことができました。



開催概要
主催:株式会社エルザジャパン
協賛:⻄川コミュニケーションズ株式会社
⽇時:2022年3⽉24⽇(⽔) 10:00〜17:30 /25⽇(⾦) 10:00〜17:30
場所:⻄川コミュニケーションズ株式会社 グラフィックアーツセンター